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展覧会

第50回記念展エッセイ集 第2回  

光と影の水彩画を描きたくて -有田 まさみ-

二十年ほど前、サンタフェに旅行したとき、たくさんの水彩画を見ました。その頃のアメリカは、油絵より水彩画のほうがポピュラーだったのかもしれません。その透明感と光と影の対比を活かした美しい絵を見て、わたしも水彩画を描きたくなりました。数年後、水彩画を始めました。

以来あまり熱中するでもなく細く長く描き続けています。静物画から始め、風景画に変わりました。風景画を描き始めたころ、なかなかうまくいかず、主人に風景画はやめたらと言われ、よけい風景画に執着して描きました。

野外でのスケッチは常にサークルの仲間と出かけます。絵の情報を交換したり日常のおしゃべりをしたり、自然のさわやかな空気のもとでのスケッチはたのしいものです。絵がきっかけで知り合いもでき、日立OB会にも入れて頂きました。絵も上達したいですが、そのような人とのつながりも大切にしていきたいと思っています。

(注)この記念エッセイ集は平成24年4月に会員に配布されたものですが、心うつ内容が多々あり、しばらくの間継続掲載致します。

 

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