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展覧会

第50回記念展エッセイ集 第24回  

二人の師匠 -城戸 宏-

私が八年前、油絵を始めたきっかけは一駅離れた所の長尾画伯との出会いであった。

最初の指導はレンブランドの模写だった。アクリルで描き、乾してはその上に(おつゆがけ)を四層位すると、微妙な色あいが出る。しかし三年後、残念ながら長尾画伯はガンで他界された。

藤沢のアサヒカルチャーで何となく出会ったのが、立期会の山本治画伯である。

先生の「ヌードこそ上達の早道である」を信じて、毎週、ヌード作品に励んでいる。

「一番美しく感じた所を中心に描け。モチーフは、バックの形からも見よ。バックもモチーフと同じくらい丁寧に描け」、等々。

最近は夢中に破壊と書き直しを繰り返していると、「其処で止めよ」と云われる事がある。自分では気が付かなかったが、ハットする様な色合い、形が描けていた。

師匠の期待に応え、絵の雰囲気、色彩で勝負したいと思うこの頃である。

 

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