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展覧会

第66回記念「二紀展」を観て   - 建脇 勉 -


二紀会は総勢約600人の大きな団体で、今回の応募数は約1100点入選数500点でほぼ半数が落選する厳しい会だ。立見先生は過去の作品を含めそれらを記憶され入選判定をされているようだ。

展示の様子だが、あの国立美術館のどんがら建屋にどう配置して見やすい流れを作るか。大物の作品は広々とした空間に配列され明るさを感じた。また今年もシュールな絵画と彫刻を同一室に配置してあったがこれらは調和していた。

非写実的な作品が多く勉強にならないと言う人もいるが完全写実的なものも何割かあるし、受賞者もいる。また写実の部品を構成して創造するのも多い。全体としてどの作品も丁寧で絵具ののりやマチエルの作りがプロだ。一般で「入選佳作室」は興味のあるコーナーだが、すばらしいものが多い。立見先生の「風神、雷神あじさいを舞う」は自分のモチーフで透明感のある緑、黄色が美しく癒しの作品だ。好きな画家の柏本竜太はハーフトーン、ホワイトの使い方がすばらしく、調子のよい作品だ。

最後に彫刻の部門で「さわれる彫刻」の表示が多数あり今回はじめてだそうだがフォルムと素材感覚で新規軸を感じた。全体として力の入った展覧会と理解した。

 

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