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展覧会

リレー随筆 第7回  

ハワイ水墨画展〜夢の実現 - 市川武弘 -

  ハワイ水墨画展/
展示品の前で
会場: Ward warehouse
shopping center 2nd floor

水墨画展をハワイで・・・・。この夢のようなことが今年初め(2008年1月25日〜27日)に実現した。キッカケは、一昨年(2006年10月)、都内中野にある某寺の本堂真下のギャラリーで仏像彫刻と水墨画の仲間でコラボレーション展示会をした際にこれをハワイで実現しようということになった。仏像彫刻の仲間が偶然天台宗ハワイ別院の大僧正(荒 了寛先生)と知り合いになって、昨年(2007年11月)このハワイ別院の開院35周年記念行事が行われることが判明し、それでは下見を兼ねて小規模展示をしようということになり、6号以下の作品を沢山手に携えてその別院の本堂内に展示した(ハワイホノノルル郊外)。この時は日光輪王寺の大僧正とともに日光の観光団が大挙押しかけて賑やかとなり35周年記念行事の祝いに色を添えた。
展示会本番を1月末に控え、別院の本堂展示ではあまりにも狭すぎるということで荒 了寛先生からいっそホノルルのど真ん中でしかも30年の歴史あるハワイ美術院展(主幹 荒了寛先生)との共催が良いというとになった。それからが大変で、ハワイではハワイ美術院公募展についてラジオ放送で大々的に募集PRをし、こちらも負けじと日本国内で趣味仲間(サラリーマン文化芸術振興会)(注1)にメールや会報で「鑑賞とハワイ観光旅行」と銘打って参加を促した。ハワイ美術院共催になったことで小品出品というわけにいかず、20号までの作品を出品することになったが肝心の「絵(額)」が運べない(税関上)。結局ハワイにある画材店に8号以上の額を注文した。絵は丸めて筒に入れて手荷物とした。我々の仲間に旅行会社の女性がいて今回の旅行一切のまとめをお願いしたのでとても助かった。
そして本番。場所はハワイ ホノルル ワードウエアハウス ショッピンセンター2階で、まさに大きな展示会となった。ハワイ美術院展は油彩画、水彩画、絵手紙、書道と幅が広い。さすが30年の歴史を感じた。このハワイ美術院展の表彰式ではハワイ総領事も出席され美術院の方々への表彰の他、水墨画も表彰状・盾を賜り感激した。3日間の会期中500名を越す来場者があった。
話が前後するが、水墨画の展示会場はハワイ美術院展とは部屋が分かれていて展示費用を安くするためハワイ別院にあるパネル板を別院のワゴン車で運び会場で組み立て、日本から持参した布2反をこのパネルに貼りつけ、これも日本からのワイヤーを吊るして絵を飾り付けた。パネル板が展示数(30点)に比べて少なかったので会場の周囲の木の梁にフックを直接打ち付け、ワイヤーを吊るした。このフックも工具も全て日本から持参。いわば手作りの水墨画展である。
展示会場内にある小部屋で「水墨画体験教室」を開いたところ日系の主婦が大半であったが会期3日間で29名も参加していただいたほど大盛況であった。日本古来の文化に飢えているなとつくづく感じた。ちなみに指導料は色紙込で2時間10$。2時間後にはみなさん「竹」、「富士」、「芙蓉」など立派な作品が出来上がり大喜びだった。

展示会終了後、真珠湾の見える80年の歴史をもつ料亭「夏の家(なつのや)」で日系人連合会長も出席してフェアウエルパーティを行い、大いに盛り上がった。この席上では大黒舞、マジック、民謡、吟詠も披露されいろいろな形の日米文化交流ができた。
今後また、体力(技術、財力)を整えて再挑戦したいと思っている。
水墨画の師である関澤誠雲先生や天台宗ハワイ別院の荒 了寛先生に大変お世話になった今回の水墨画展であった。ちなみに荒 了寛先生(注2)は日本で年数回デパートで仏画の展示会を開催している。

注1:サラリーマン文化芸術振興会のホームページ
注2:荒 了寛ホームページ

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