日立美術会
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展覧会

第50回記念展エッセイ集 第6回  

私と絵画 -磯部 昭二-

小学生の頃はクレヨンで絵を描いていた。時々学校内の展示会で壁にはられた。今でもその絵を記憶している。例えば高崎歩兵十五連隊と高崎公園の境付近の滝の絵である。その他は今記憶が薄い。工業学校で描いた百合の花の絵も記憶にある。しかし今これらの絵はない。桐生工業専門学校、東京工業大学には絵画の授業はなかった。日立製作所に入社してからも絵とは無縁であった。しかし、機械のスケッチは得意であり、判りやすいと褒められた。例えば米国GE社の実習報告、核融合実験装置の報告書などに薄々ながら記憶がある。工学院大学教授、日本海事検定協会顧問、ISO主任審査員などを全て退職し、年金生活が始まるとき妻より濡れ落ち葉にならぬよう趣味を強要され、新宿の絵画教室に入った。

公募展のポスターを見て手当たり次第に応募した。結構入選した。病膏肓に入り、武蔵野美術大通信教育に入り、学位として学士(造形)の称号を受けた。日立OB美術会展を始めとし、色々の公募展にF一〇〇号からF四号までの絵を出展し、展示してもらっている。国立新美術館、都美術館、上野の森美術館、朝日生命ギャラリー、大阪市立美術館、池袋サンシャインシティー・ワールドインポートマート、久保田画廊等で展示された。

インターネットに本会粟根会員の紹介でホームページが作られており、結構アクセスをして戴いている。又、日立OB美術会のホームページにも、絵や小文が掲載されている。
色々の美術雑誌社から絵画雑誌・便覧などに絵画や経歴の掲載の要請がある。

ことわり切れず掲載される事がある。
私のように人見知り口下手な者には絵は良い友人だ。

 

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