「海外展の想い出」 -大藤 啓子-
二十回記念に何かしてみたいことは?との問い掛けに「パリで展覧会を」との希望が。パリに出掛けた際、フランスで野球チームを作ったことで有名な日立フランスの浦田良一社長に話しをしました。
会場の確保や絵の輸送などに苦労しましたが、オペラ座に近い「レクセランス・ドゥ ・ミキ」で開催することが出来ました。
当時フランスの首相が「日本人はガリガリと金儲けばかりしている働き蜂」と酷評。
「日立さんやってくれるか」と日本人会が応援、新聞やラジオで宣伝して頂きました。
日立オルレアン工場の開所式に私の絵が飾られるという嬉しい出来事がありました。
読売新聞に大きく掲載。翌年もパリ「日航ギャラリー」で第二回展を。その後、スペイン、シンガポール、英国、米国展と現地駐在の方々の御支援を得て開催できました。
ケンブリッジ大学とUCS大学に寄贈。バルセロナとロスアンゼルス総領事館に寄贈と幸運に恵まれた想い出深い海外展でした。
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