「青春時代への回帰」 -川島 肇-
日立OB美術会への入会は二〇〇二年の七月であった。
六月のある懇親会の席で佐藤喜久治さん(故人)に、「今二〇号の油絵を描いている」と話したら、翌朝「佐藤さんから紹介があったのでOB美術会入会へのお誘いの電話をしました」と当時事務局長の山本さん(現会長)からお誘いを受けた。
何れ発表の機会と場が欲しいと思っていたので、即刻入会する事を決断し、第三十一回展に二〇号の油絵を展示していただいた。
展覧会中に疎遠だった高校時代の友人から電話があり、会場で会うことにしたら数人がきてくれた。それからは回を重ねるごとに参加人員が増え、今や二〇人前後の同期の集まりの会(芸術を楽しむ会)になっている。
毎回、遠慮ない批評と激励を受け創作意欲を大いに掻き立ててられ、原動力になっている。
展覧会後は決まって昼食会、付近地の散策や国立印刷局等の見学と、楽しいイベントが組まれていて、青春時代に戻っての会話が弾む。
絵のお陰で年々、若さを取り戻している。
|