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第43回OB美術会展「研究会」報告 - 喜田祐三 / 陳列委員会 -

恒例の立見先生による作品講評(研究会)が第2日目(9月30日(火))午前10時から展覧会会場にて開催されました。立見先生は研究会に先立ち一人でさーっと全ての作品をご覧になったあと、出席者58人(69作品)について1点ずつ丁寧にアドバイスしてくださいました。各作品に対してご指摘いただいたアドバイスの全てをここに記載することが出来ませんが、特に印象に残った言葉を以下に羅列してみたいと思います。

これらは誰の作品に対してのアドバイス(言葉)かは記載しませんが、普遍的なアドバイスとして皆さんの作品制作の過程で参考になると思います。

(1)
感動したところを射止めると80%は成功したといえる。
(2)
広い空をなおざりにしてはいけない、色、形を工夫せよ。
(3)
石膏を油彩で描くという意欲がすばらしい。
(4)
ビルが沈んで空が手前に出てきた。
(5)
教室以外の身近なモチーフを沢山トライせよ。
(6)
同じ風景を春・夏・秋・冬シリーズでチャレンジするのは面白い。
(7)
影の部分を精細に描きすぎた。中心を生かすために手前や影のところはもっと省略せよ。
(8)
描きたいものをどーんと描く姿勢が良い。
(9)
花は上手だがバックの茶色を工夫せよ。バックは絵を生かしも殺しもする。
(10)
モチーフの中心は良いが周りのアパートとかビルに工夫を。
(11)
水が良い、苦労の成果が水面に出ている。
(12)
自分の好きなところを描く幸せ。
(13)
秋の足音を描きたい。
(14)
この絵には物語性があって面白い。
(15)
描きたいものを中心にどーんと描け。
(16)
空の色を変えてみる。
(17)
黄色の花を生かす空の色はあるはずだ。
(18)
この絵はアンバランスを閉じ込めて成功した。
(19)
手前のグレーが絵を殺した。
(20)
ラフに描いたところが細かいところを生かした。
(21)
桜は色でなく陰で描け。

以上

 

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