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学習支援

第52回日立OB美術会 研究会感想記
2013年4月6日  粕谷栄治

横田一郎 「 超新星残骸 」 F15 油彩画
横田一郎 「 超新星残骸 」 F15 油彩画
立見榮男先生はご承知の通り(社)二紀会常務理事で多忙ですが、毎回予定を調整して頂き研究会にて丁寧なご指導を賜り誠に有難く感謝申し上げます。
今回、研究会にエントリーされた会員数は、益々盛んになり出品者の60%の59名であった。一人当たり短い時間ではあるが、作品に合わせた的確なご指導は会員の励みになっているので希望者が多い。そしてご来客の声は、皆さんの作品のレベルが毎回向上しているとのことで研究会の成果も大いにあるのではないかと感じる。
初日、開場1時間前の10時より恒例の立見先生研究会が始まった。1階からスタートし5階、4階、3階、2階の順で進めた。初心者からベテランまで会員に対応してのご指導は何時も感心させられる。

さて、感想を述べさせていただきますが、必ずしも妥当ではないかもしれません。前もってお許しを頂きたいと思います。
先生との会話から感じ取った展覧会全体の印象は、
1.気持ちの良い作品が多くある。
2.いろいろな種類の作品があり展覧会の良さを引き出している。
3.特に1階はふさわしい作品が揃った。
に集約されるのではないかと思う。

以下、主な概要を列記する。
1.『今までに比較して一番良い』との評価を受けた作品が多くあった。
2.『気張っていない』『力を抜いている』『柔らかく描けた』がよい作品になっている。
3.色彩が優れていて気持ちの良い絵との好評作品が多くあった。
4.後ろ姿の人物が主体、点描で生かされていると好評を頂いた作品も多くあった。
5.モチーフについて
  • @若い気持ちでモチーフに挑戦している姿勢が良い。最初の写真を参照ください。
    具体的には、1階に陳列された名誉会員、横田一郎さんの「超新星残骸」F15号です。横田さんは、満90歳のご高齢ですが、今回新しい分野に挑戦されました。旺盛な好奇心には会員の多くが驚きと勇気を与えられたのではないでしょうか。
    また、毎月の「サロン」にも山下名誉会員と共に参加して頂き素晴らしい作品を持参され会の運営にも大いに貢献されています。大いに見習いたいところではないでしょうか。
  • A人物画について、知人、孫等家族、自画像など多く描くことを勧められた。
  • B同じモチーフについて描き続けた結果が力強い作品になっているものがある。
  • C同じモチーフを大小描くのでなく、関連するモチーフをいろいろと挑戦することにより物の見方、筆の選び方等、能力の幅が広がり勉強になる。

52回展の規模(本展) を参考までに記す。
1.出品者;95名全体の82% 次回にはより多くの出品を期待したい。
2.作品点数;119点  内2点以上出品者;19名
3.大きさと点数;6〜50号


大きさ 10号まで 12〜20号 25号以上
作品数 58点 39点 22点 119点
比率 49% 33% 18% 100%
参考;ベスト3 10号37点 20号32点 30号12点
    20号が大幅に増加した。今後も期待したい。


4.種類
日本画 油 彩 水 彩 水 墨 アクリル パステル
ミックス 切り絵 貼り絵      

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