私の個展 - 渡部 崇
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昨年、リレー随筆で私の画歴を紹介しましたが、今回は3月末に開いた個展をご報告致します。会員の一人、井出勝彦さんの個展で「ギャラリースペースQ」に行きました際、オーナーの指田さんに持参していたスケッチブックを見られ、「これで個展をやりましょう」と言われました。井出さんの支援やギャラリーのキャンセル日程消化もあり、個展を開催することになりました。
お陰様で来展者からご好評を頂きました。運動会の作品は該当する学校へ何点かを寄贈し、大変喜んで頂きました。これも個展の記念の一つになり、良かったと思っております。電サの現役時代、写生会等のクラブ活動をしてきましたが、短時間でスケッチをするようになったのは、コンピュータ工事で全国の工事現場を廻ったためかと思います。出張時にはバッグの中に必ずスケッチブックと水彩画材を入れて、車窓から、宿の窓から短時間で描くようになりました。
描いた絵をCD−ROMとして保存し、簡単にコピー出来るようにしてから十数年になりますが、今回の個展でもCDを同時展示しましたところ、展示のスケッチは売れず、CDは好評で売れました。これも時代の流れでしょうか?
油彩画は永年描き続けておりますが、手元には記念の昭和29年の作品が一点保管されているのみです。理由は多くの作品が小・中学校の火災時に焼失・行方不明になったからで、残念ながら古い作品の個展は不可能です。しかし、今後とも油彩画を精力的に描き、是非いつかは油彩画の個展を開きたいと思っています。
今回の個展には大勢の方々のご支援を頂き、心より感謝しております。今の心境は「又の個展を目指して頑張るっきゃないっぺ」です。
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