私の個展「人形と絵画のコラボ展」
- 田中快吉-
2011年11月、家内と私のコラボ展を企画開催した。会場の大宮ゼフィールには延べ500人余りのお客様にお集まり頂き、賑やかで楽しい会になった。特に人形には女性客が多く、一段と華やかさがあった。出展作品数は、人形が大小60点、絵画はF100号からF8号までの20点であった。
個展の経験がある家内の提言に沿って準備を進めたが、レイアウトの段階でかなり手間取る事になった。それは人形(立体)と絵画(平面)の異質な作品をいかに調和させるかという問題であった。家内は人形のデイスプレーに拘りがあるので、絵画はそれに合わせることで調和をはかった。従って人形の雰囲気に馴染まない油絵の一部を水彩画と置き換えたり、その配置にも気を配った。
展示の配置が決まり、かなり会期がせまってから、ミニコンサートを含むオープニオングパーテイを行うことになった。会場の関係から私どもが日頃ごく親しくお付き合いを頂いている方々100人をご招待した。コンサートの内容は二胡の人気演奏家、中国の馬孝彦さんにお願いした。日本の名曲の演奏はワインサービスと相俟って会場の雰囲気にぴったりだったと講評を頂いた。
思い出せばコラボ展の準備は夏がピークであった。酷暑の中での作業はハードで、二人の身体にはかなり堪えたがなんとか乗り越えた。
コラボ展が終わり、疲労は残ったが、それにも増して、思いがけない旧友との再会に喜び、息子家族の手伝いにファミリーの絆を強く感した事など今では得たものの大きさを夫婦で噛み締めている。
そして近い将来、孫たちを加えたファミリー展が実現出来たらと楽しい夢を見ている。
左上 人形の飾り付け 右上 馬孝彦さんの二胡演奏
左下 人形に調和した絵画展示 右下 終演:次はファミリー展
第8回 私の個展
第7回 私の個展
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